1.はじめに と、目次
Tinker Becky* をダウンロードいただき、まことにありがとうございます。本ソフトウェアはドクトクの入力方式を搭載したシーケンサです。どうぞご愛用ください。連絡先に、ご意見ご要望などありましたらぜひお寄せください。はげみにかえ、邁進して実装しようと思います。
目次っ!
■ReadMe
■チュートリアル :ひとまず使ってみたいときー。
■機能 :全ての機能をご紹介。
■謝辞 :これらの方々のご協力に感謝します。
■連絡先 :ご意見ご要望を。
2.チュートリアル
チュートリアルへようこそ いらっしゃいませ。ここでは TinkerBecky* のおすすめ的な使い方をスマートに説明します。
さっそく起動
こいつです。
赤いほうはおまけです。おまけについてはReadMeを参照してください。
ここで、このウィンドウを小さめにしてTinkerBecky*と重ならないようにしておくと便利です。
入力してみる
起動するとこんな画面になりましたか? [なりません]
Zキーを押してみてください。
「ド」
味気ないピアノ音が鳴りましたか? [鳴りません]
では、Xキー、Cキーと押してみてください。
「レ」
「ミ」
キー配置は次のようになっています。
次に、左手でTABキー、右手でZキーを同時に「チョンっ」と押してみてください。長押しだと危険です、チョンです。
「ド」
と鳴って、音符が入力されましたか? [されません]
音符が入力されたら、音量のチェックをかねて演奏しましょう。演奏はスペースキーです。ここからかえるの歌を入力しますので、恥ずかしい人はスピーカーの音量を下げることをお勧めします。
ではその調子で
TABキーとXキーを同時にチョン (レ)
TABキーとCキーを同時にチョン (ミ)
TABキーとVキーを同時にチョン (ファ)
TABキーとCキーを同時にチョン (ミ)
TABキーとXキーを同時にチョン (レ)
TABキーとZキーを同時にチョン (ド)(間違えちゃったらどうしたらいいの?:もうちょっと下のほうに、音符の削除の仕方が書かれています)
かえるの歌のワンフレーズです。スペースキーで演奏してみてください。
TinkerBecky*は、TABキーをメトロノームのようにタップしながら演奏入力することがコンセプトですので、これでチュートリアルはおおかた終了です。
削除したり休符を入れたりしてみる
BackSpaceで音符を消すことができます。
TABキーだけをチョンと押すことで、休符になります。
← → のキーでカーソルを移動することができます。それぞれ試してみてください。
かえるの歌の入力を続ける
この調子で、かえるの歌を途中まで入力してみてください。
ドレミファミレド[休符]
ミファソラソファミ[休符]
ド[休符] ド[休符] ド[休符] ド[休符]
ここで8分音符を入力したくなります。
Ctrlメニュー一覧を見る。
TinkerBecky* では使用できるメニューを一覧することが出来ます。
Ctrlキーを押してください。
この中の、Music Propertyを使って、8分音符モードにします。Mキーを押していただけますか。
8分音符を入力してみる
Ctrl+Mキーでミュージックプロパティ画面を呼び出しましたね?
ここでは曲のプロパティを編集することができます。
マウスで画面左の8分音符を選択して OK してみましょう。
さきほど入力した部分に続いて、
ドドレレミミファファ
ミ[休符] レ[休符] ド
8分音符が入力されていきます。
メロディーが完成です。スペースキーを押して演奏してみましょう。
音色を変えてみる
Ctrl+Tキーでトラックプロパティ画面を呼び出してみましょう。
右側にあるリストから、楽器を選ぶことができます。試しにマウスで Electric Piano 1 あたりを選択してOKしてみましょう。演奏すると、楽器が変わっているのがわかります。
強弱とエフェクトをつけてみる TinkerBecky*的にはここが大技です
←キーで楽譜の最初にもどっていただけますか?
TinkerBecky*的には一番おもしろい、強弱とエフェクトについて説明します。
Ctrl+Lキーで、「強弱とエフェクト設定モード」に移行することができます。
1〜9各キー で強弱を変更します。試しに 5 5 5 と押してみると、画面の上側に並んでいたバーの長さがかわるのが分かります。
このバーが各音符の、音の強さを表します。「5」がどれくらいの音量なのかは、パソコンや音源に依存しますので、ここでは説明を割愛します。
次にエフェクトについて説明します。試しにCキーを押してみると、強さバーの上にアイコンがのります。アイコンとキーは、画面の上側のリストのように対応しています。エフェクトを消すにはZキーです。
は、スタッカートです。
演奏してみると、最初の3音はよわく、次の音にスタッカートがかかっているのが分かります。
和音を入れてみる
まず ESCキー を押してピアノロールモードに戻ってください。
TinkerBecky* は同時にいくつかのパートを演奏することができます。
PgDownキーで下のパートへ移動します。
PgUpキーで上のパートへ移動します。
かえるの歌の伴奏をつけようと思います。トラック2を選択していただけますか。
このトラックには、ここでは伴奏を入力することにしましょう。伴奏は低い音がいいですね。それでは、
Ctrl+Mキーでミュージックプロパティ画面を呼び出し。
8分音符を選択してOK。
Ctrl+Tキーでトラックプロパティ画面を呼び出し。
画面左上のOctavePlusを 2 にセットしてOK。これで低い音が入力できます。
これまでの例と同じように、
ドソドソ
ドソドソ
ドソドソ
ドソドソ
伴奏っぽくなりましたか?
(実は8分音符を選択したり、OctavePlusを 2 にセットしたりするのは、ショートカットキーがついています。音符の長さを変えるのはCtrl+ ←or→ OctavePlusを変えるのはCtrl+ ↑or↓ です)
コピー&ペースト
大部分のテキストエディタと同じように、SHIFT + ←→ で選択して、Ctrl+C でコピー、Ctrl+V でペーストすることができます。
この状態から
SHIFTキーを押したまま ←キー を連打してください。
範囲を選択することができます。
次に Ctrl+C で、
コピーすることができます。紫のバーが目印です。
そして、→キーを何回か押し、コピーを開始したい位置まで移動したら、
(赤いカーソルが右に移動しています)
Ctrl+V でペーストすることができます。
Ctrl+V を連打すれば、ぼんぼんペーストすることができます。
ひとまずチュートリアルはここまでです。
読んでくれてありがとうございました。
まだまだ改善点の多いTinkerBecky*だと思います。
「使いにくいわー」とか
「字ィこまかいわー」とか
「正体不明」とか
ご感想をお寄せください。またのご利用をお待ちしています。チュートリアルでした。
連絡先
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3.機能
TinkerBecky*の持っている全ての機能をご紹介。よみづらいヘルプ。
■CTRLメニュー
その名も | その内容 | ショートカット |
New | 今の内容をクリアして、新しく作り始めます。クリアする前に保存するかどうかTinkerBecky*が一応伺います。 | Ctrl+N |
Open | 今の内容をクリアして、保存してあるsngファイルを読込みます。クリアする前に保存するかどうかTinkerBecky*が一応伺います。 | Ctrl+O |
Save | 今の内容をsng形式でファイルに保存します。sng形式とは、要はテキスト形式です。SHIFTキー同時押し:名前を付けて保存。 | Ctrl+S Ctrl+SHIFT+S |
Save in Midi | 今の内容をMidi形式でファイルに保存します。Midi形式で保存したファイルは、WindowsMediaPlayerなどでも再生可能な一般的なファイルフォーマットです。 | Ctrl+D |
Music Property | 曲プロパティを呼び出します。 | Ctrl+M |
Track Property | トラックプロパティを呼び出します。 | Ctrl+T |
Play From Here | 次にスペースキーを押したときに、今カーソルのある位置から再生することができます。途中から再生ってやつですな。 | Ctrl+H |
Piano Roll | ピアノロールモードに移行します。起動直後はもとからピアノロールモードなので何も起こりません。ピアノロールモードでは音符データの入力ができます。 | Ctrl+R |
Volume | ボリュームとエフェクトモードに移行します。このモードでは音符ごとのボリュームとエフェクトを設定することで、音楽に幅を出します(出すことを狙っていますが果たしてTinkerBecky*は・・・!?)。 | Ctrl+L |
Insert | 現在選択している領域を空白にします。もとからあった音符データは右にずれます。 | 選択後 Ctrl+I |
Delete[X] | 現在選択している領域を空白にします。選択されていた音符は削除され、それより右にあった音符データは左にずれます。この機能は、いわゆるコピー機能はそなえていませんので要注意です。 | 選択後 Ctrl+X |
Copy | 現在選択している領域を、コピーターゲットにします。このあとペーストすることで、コピーが実行されます。 | 選択後 Ctrl+C |
Paste | コピーターゲットに含まれる内容を、現在のカーソル位置にコピーします。もとからあった音符データは上書きされてしまうので要注意です。 | コピー後 Ctrl+V |
Select All | 今編集しているトラック全体を選択します。 | Ctrl+A |
♪←→♪ | Tabキーやカーソルキーで移動する量を変更します。一回押すごとに移動量が半分に、もしくは倍になります。 | Ctrl+← Ctrl+→ |
↑↓Key12 | この機能でキーを修正した後キーボードからデータを入力すると、入力データが半音あがったりさがったり、オクターブあがったりさがったりします。オクターブ補正は 0〜6 まで、キー補正は -12〜12 までとれますが、音域によっては出ない音もあります。大抵は、高すぎて聞こえない音ばかりですが。 Ctrl+↑:オクターブ上がる Ctrl+SHIFT+↑:半音上がる Ctrl+SHIFT+↓:半音下がる Ctrl+↓:オクターブ下がる |
Ctrl+↑ Ctrl+SHIFT+↑ Ctrl+SHIFT+↓ Ctrl+↓ |
+Q -W | 楽譜の拡大縮小ができます。 Ctrl+Q:楽譜の縮小 Ctrl+W:楽譜の拡大 |
Ctrl+Q Ctrl+W |
Undo | 直前の操作をとりけして戻します。(すんません未実装です!) |
その名も | その内容 |
Music Name | 曲のタイトルを編集することができます。 |
Unit Move | Tabキーや左右のキーで移動する量を選択できます。より短い音符を選べば細かい入力が、長い音符を選べば長い音符が、それぞれ入力しやすくなります。 |
Tempo | テンポを設定することができます。1分あたり何回4分音符、といういわゆる普通の表記です。ただし、TinkerBecky*の性格上、ピッタリいくつに設定することができない場合があり、多少補正されてしまうことがあります。補正は気にならない程度には抑えています。また、テンポはすぐしたの音符マークで確認することができます。 | SampleSound Rings | ピアノロールで入力中に、音を鳴らすかどうかを設定します。これをオフにしておくと、ピアノロール画面で音が出なくなります。もちろんスペースキーで演奏中は出ます。なぜこんな機能がついているかというと、音源によっては、キーをおしてから音が出るまでに時間のかかるものがあり、かえって入力のじゃまになることがあるからです。 | Follow Playing | 演奏している所をカーソルが追いかけるかどうかを設定します。処理落ち対策ですが、たいていのパソコンでは大丈夫でしょう。 | Tune | 演奏入力の補正値を、半音単位で設定します。例えばこれを 1 にしておくと、これから演奏入力するデータが全て半音上がります。これはCtrlメニューからも設定できます。 | xxx-four time | 何拍子かを設定します。これは曲全体をとおしての設定で、曲の途中での変更は、現在のTinkerBecky*にはできません。そのへんまだぶきっちょさんです。 |
その名も | その内容 |
OctavePlus | 演奏入力の補正値を、オクターブ単位で設定します。例えばこれを 1 にしておくと、これから演奏入力するデータが全て1オクターブ上がります。これはCtrlメニューからも設定できます。 |
Instrument[Space:Sound] | カーソルしているトラックが使用する楽器を選択します。選択した学期は、スペースキーを押して音を確かめることができます。 |
4.謝辞
TinkerBecky* の製作にあたり、以下の方々のご協力をいただきました。こころより御礼申し上げます。
(敬称略)
しんどー
てんどー
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5.連絡先
GRC アマチュアプログラマ
大晦日の狼
o_ookami@mail.goo.ne.jp
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